恋人と旅行に出かけたときに、現地の名物を食べたいと考える方は多いでしょう。冬の時期にはたとえば鍋料理など、温かいものが食べたくなると思います。旅行先で恋人と一緒にご当地鍋を食べるのは良い思い出になりそうです。
この記事では、日本全国のおすすめご当地鍋を5つご紹介いたします。恋人とのデート、旅行の際にぜひ召し上がってみてください。
1. 石狩鍋【北海道】
初めにご紹介するのは北海道のご当地鍋である石狩鍋です。
石狩とは、北海道の中央西武にある都市のこと。
この石狩市には石狩川という大きな川が通っており、9月から10月にかけて、鮭が産卵のために遡上してきます。
そんな石狩川にちなんだ鍋料理が石狩鍋です。
石狩鍋の特徴は、スープが味噌ベースであり、かつ塩漬けされていない生鮭が具材として使用されること。
味噌汁に近い味のスープに、生鮭、そして各野菜のうまみが溶け込み、コクの深い味わいとなっています。
北海道で鍋を食べるなら、石狩鍋は絶対に外せないところです。
2. しし鍋【茨城県】
続いては茨城県の郷土料理、しし鍋です。
しし鍋とは猪肉を主な具材とする鍋のこと。
肉をがっつり食べたいカップルにおすすめの鍋となっております。
スープには醤油ベースと味噌ベースの2種類がありますが、個人的には醤油ベースの方がおすすめです。
この記事をお読みの方のなかには、猪肉はクセが強いのではないかと考えている方もいらっしゃるでしょう。
確かに牛肉や豚肉などとは風味が異なりますが、肉として非常に美味しいものであることは間違いありません。
特に猪肉は煮込めば煮込むほどやわらかく口当たりが優しくなるため、鍋との相性は抜群。
茨城県を訪れるのならぜひとも食べていただきたい一品です。
3. ねぎま鍋【東京都】
ねぎま鍋とは、葱と鮪を使った東京の名物料理。
焼き鳥にも同じねぎまがありますけれども、こちらは葱と鮪のお鍋です。
醤油ベースのスープの中に、炭火等で焼いた香ばしい葱と、新鮮な鮪を投入したもの。
肉のようにジューシーで、魚介特有のうま味もある鮪をお腹いっぱい堪能できる一品となっております。
鮪は基本的に焼いたりゆでたりすると硬くなるものであり、この鍋を各家庭で完璧に作ることは難しいでしょう。
しかし専門店に行けば、煮込んでも硬くならない部位が使用されているため、美味しくいただくことができます。
お好みで柚子胡椒などをつけてお召し上がりください。
4. じゅんじゅん【滋賀県】
続いてご紹介するのは、滋賀県の名物料理じゅんじゅんです。
この名称は具材を煮込むじゅんじゅんという音から来ています。
味はすき焼き風で日本人なら誰もが好むところでしょう。
醤油ベースの甘辛いスープの中に、野菜や肉、そして琵琶湖で育った天然うなぎが投入されるのがじゅんじゅんの特徴となっております。
琵琶湖産のうなぎの特徴は、住む環境が良いことからクセが少なく、食べやすいということ。
現在琵琶湖ではうなぎの稚魚の放流が行われており、その稚魚が育ったものを地元の漁師さんたちが釣り上げています。
その琵琶湖産うなぎの味は魚のプロである漁師さんや、料理人をも唸らせるほど。
それをふんだんに使った郷土料理がじゅんじゅんです。
煮込んで味がほろほろになったうなぎはまさに絶品の一言。
うなぎのうま味が溶け込んだスープや、味の染み込んだ野菜は、一度食べると止まらなくなる美味しさです。
滋賀県の琵琶湖周辺へデートに行かれる際には、ぜひじゅんじゅんをご賞味ください。
5. 水炊き【福岡県】
最後にご紹介するのは福岡県の郷土料理、水炊きです。
今や家庭でも親しまれているこの水炊きですが、本場福岡県の水炊きは、スープの味や食べ方が全然違います。
スープは鶏のうま味と昆布出汁が溶け込んだ濃厚な味わい。
そのスープをまずはそれ単体で楽しみ、その後に具材を入れて鍋として楽しむというのが福岡流です。
具材として使用されるのは主に鶏肉とキャベツ。
お店によってはそれに加え、えのきや油揚げが投入されることもあります。
ぐつぐつ煮込んで柔らかくなった鶏肉と、スープがしっかりと染み込んだ野菜、茸の味わいは格別です。
もし福岡県で水炊きを食べられるのなら、使用されている鶏肉の産地にも注目してみると良いでしょう。
個人的におすすめしたいのは、博多もしくは九州のいずれかの県の地鶏を使用している水炊きです。
福岡に行かれる際にはぜひ地鶏使用の水炊きを食べてみてください。
まとめ
以上、美味しいご当地鍋をご紹介いたしました。
いずれも美味しく、その土地の名産品を使用したものばかりです。
旅行に出かける際には現地の鍋料理屋さんを調べてみてください。
恋人と一緒に、美味しい鍋を食べに行きましょう。