まだ記憶に残る10年前の東日本大震災や、先日の千葉県北西部を震源とした大きな地震など、世界的に地震が起きやすい地域である日本。
自然災害、特に地震は予測が難しく、一度起こると人間の手で止めることもできません。
もし交際クラブでセッティングしたデートの最中に地震が起こったら、どんな対策を取ればいいのでしょうか？
可能な限り、自分も相手も安全できるようにしたいものです。
そこで今回は、デート中に地震が発生したときのために備えておきたいポイントを4つご紹介します。
これから交際クラブでデートを考えている皆様の参考になれば幸いです。
1. 外出先で地震が起こったらどうする？
突然の地震は誰でもパニックになります。それがデートの時ならなおさらです。
交際クラブでセッティングしたデートの場合、普段歩き慣れない場所に行くこともあるため、揺れからどう逃げようか屋内でも屋外でも右往左往するかもしれません。
そのときに必ず守っておくべきことがあります。
それは落下物に気をつけて、身の危険から守ることです。
一見当たり前のことのように思えますが、地震発生時はパニックになることも少なくなく、普段かんたんに思いつくことでも、すぐ思い浮かばないことがあるためです。
屋外で身を守る場合は、倒壊の危機が少ない鉄筋コンクリート製の建物の中や高い木が近くにない場所がおすすめです。
揺れが収まるまで頭と体をを守る行動を取りましょう。
大型商業施設や博物館・美術館などでは、頭上に落ちてくるものから守るためにハンカチや上着・少し頭上から浮かせた買い物かごで頭を覆って、係員の指示があるまで避難に備えることがポイントです。
外出先でエレベーターに乗っている最中、地震に襲われた場合、すぐに全ての階のボタンを押して、最初に停まった階で降りましょう。
もし閉じ込められた場合、非常用の呼び出しボタンやインターホンを使い外部に連絡してください。
連絡が取れない場合は、エレベーターの中に記載されているサービス会社もしくは消防署へ電話します。
大きな地震の際は、同じようにエレベーターの中に閉じ込められる事故が複数箇所で同時に発生する可能性もあるでしょう。
そのため救助までには、長く時間がかかることも予想されます。
最近ではエレベーターの中に防災用品が設置されている場所が増えてきています。
長い時間閉じ込められると余計に心配になると思いますが、慌てずにエレベーターの復旧と救助を待ちましょう。
2. 相手の家など屋内にいるとき地震が起こった場合
デートの回数を重ねた相手となら、屋外だけでなく、おうちの中でデートを楽しむこともあるかもしれません。
相手の自宅など屋内で地震に遭遇した場合、机の下やベッドの下が安全な場所になります。
トイレにいるとき地震が発生した場合は、広いリビングなどと比べ家具の転倒やガラスの飛散などが少ないため、大きなケガに繋がるリスクは低いです。
ただし大きな揺れでドアが変形してしまった場合、トイレに閉じ込められる危険性があります。
お風呂場で強い揺れに見舞われたときは、同様にドアの変形により閉じ込められる危険性があります。
それらを回避するためには、まずは避難経路を確保できるようドアを開けることがが大切です。ドアを開けて揺れが収まるまで待ちましょう。
お風呂場もトイレと同様に頑丈な造りになっていることが多いですが、お風呂場には鏡やタイルなどの危険物があります。
それが飛散したときのケガを防ぐために、洗面器や風呂桶をかぶって頭を守ってください。
揺れが収まったら、お風呂場から出て安全なスペースに移動しましょう。
キッチンでもまずはテーブルの下などに避難するのが重要なポイントです。
周りの食器棚などから物が落ちてこない、また棚そのものが倒れてこない場所に移動して、揺れが収まるまで待ちましょう。
このときにあわててキッチンに火を消しに行く行為は危険です。揺れで冷蔵庫や食器棚が転倒したり、調理器具の落下などによってケガをしたり、熱湯や熱い油がかかって火傷を負ったりする危険があります。
家庭のガスメーターは、最近のものであれば震度5ほどの揺れで自動的にガスを止めるつくりになっているでしょう。
そのため火を消さなきゃと、焦る必要はありません。
火の始末は揺れが収まってからにして、万が一出火しても火が小さければ簡単に消えるので、落ち着いて行動してください。
3. 地震のとき、パートナーにできること
突然起こった地震に不安感を抱くと思いますが、その中で隣にいるパートナーのために行えることはあるのでしょうか。
先ほど紹介した基本的な避難方法を取りながら、積極的に行なってほしいことがあります。
それはパートナーが安心できるように優しく声をかけ合うことです。
当然地震が発生すれば、自分自身も不安になると思います。
ですが「大丈夫だよ」「もう少しで助けがくるよ」などの不安を煽らない言葉をパートナーにかけ続けていると、声をかけているパートナーだけでなく不思議と自分自身も安心してくるでしょう。
避難をしながらの声掛けにも大切なポイントになります。
特に災害時に普段通らない場所を避難経路にしていたり、暗い夜道を行く時や避難所に身を寄せるときは大人であっても不安になる人が多いです。
瓦礫などの落下物に気をつけながら、優しく寄り添うような声掛けを心がけましょう。
そうすることで、パートナーの不安感を拭えることが出来るはずです。
好感を抱く人の声なら相手も安心できますし、デート中であっても、大丈夫というたったひとつの一言であっても優しい声掛けを聞けるだけで大切に思われていると愛情を再認識できるはずです。
まとめ
地震はいつ起こるのか事前に予測ができません。
そのため普段のデートから意識して避難経路を確認したり、避難所を把握しておくなどの対策を取っておく必要があるでしょう。
もし自分自身が動揺したら、隣にいるパートナーはそれ以上の不安感に襲われてしまいます。
そんなときは、お互いが不安にならないように少しの余裕と優しい言葉を意識してみてください。
そうすることで、パートナーが大切に思い思われているという温かな実感に繋がるはずです。
