「“人とつながる”ことを、忘れていた」
長く仕事に打ち込み、気づけばもうすぐ50歳。
部下にも頼られ、社会的なポジションもそれなりにある──そんな自分を、どこかで「成功者」だと納得させてきました。
でも、ふとした瞬間に訪れる孤独感。
誰かと心を通わせたいという思いが、胸の奥から湧き上がることが増えていました。
とはいえ、この年齢になって新しい出会いを探すのは勇気が要ります。
若い頃のような自然な出会いはもう期待できないし、マッチングアプリのような匿名性の高い世界に飛び込むのも抵抗がありました。
そもそも、自分のような年齢の男に需要なんてあるのだろうか。
そんな自問を繰り返していたとき、偶然10カラットのサイトを目にしたのです。
最初は不信感もありましたが、掲載されている情報の丁寧さや、男性の声に共感する部分が多く、「ここなら自分にも合うかもしれない」と思い始めました。
問い合わせの電話をかけるまでにも時間はかかりましたが、実際に対応してくれたスタッフの方の誠実な応対に、最初の不安はすぐに和らぎました。
面談にてこちらの背景や希望を丁寧に聞いた上で、無理に話を進められることもなかったので、安心して任せてみようと思えたのです。
初めてデートのセッティングが叶った女性は、自分よりも一回り以上若い方でしたが、落ち着きがあり、どこか懐かしさを感じるような雰囲気を持っていました。
緊張しながら臨んだ初回のセッティングでしたが、彼女の柔らかな笑顔や気遣いに救われ、気がつけば3時間以上も話し込んでいました。
日常では味わえない「素の自分でいられる時間」が、こんなにも心に潤いを与えてくれるのかと、帰り道にふと涙が出そうになったのを覚えています。
その後も数回の出会いを経て、今では定期的に会っている女性がいます。
関係性を急がず、互いに無理をせず、それでも心が通う時間を少しずつ重ねていく──そんな関係が、いまの自分にはちょうどいいと感じています。
10カラットの何よりの魅力は、機械的ではない“人の手”がちゃんと介在していることです。
プロフィールだけでは見えない部分をコンシェルジュの方が汲み取ってくれているからこそ、紹介される女性との相性もよく、ストレスのない関係が築けているのだと思います。
最近では職場でも「雰囲気が柔らかくなった」と言われることが増えました。
人との時間が、これほどまでに自分を変えるとは想像していませんでした。
もし過去の自分に声をかけられるなら、もっと早くこの世界を知ってほしかったと言いたいです。
年齢を重ねた今だからこそわかる、人との出会いの大切さ。
その一歩を踏み出せて本当によかったと思います。
都内在住/49歳/電子部品メーカー管理職










