会員制最高級交際クラブ《10カラット》
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「50代/会社役員」

会員イメージ

「思っていたタイプとは違う方でした」

会う前の私は、相手のことを少し控えめな方なのだろうと想像していました。
写真の印象も年相応の派手さはなく、プロフィールに書かれていた「公園の散歩」という趣味も、どちらかといえば一人の時間を大切にする人に見えました。
だからこそ一度話してみたいと思ったのですが、当日は朝から雨でした。
店も待ち合わせ場所も決めていたので予定を変えるほどではありませんが、天気の悪さがその夜の雰囲気に少し影を落とすのではないかと考えていました。

待ち合わせはホテルのロビーにしました。
駅から屋内の通路を通って来られる場所だったので、道中で濡れる心配はしていませんでしたが、到着したころには朝より雨脚が強くなっていました。
ロビーの入口の方を見ると、こちらへ歩いてくる女性の姿が見えました。
折り畳み傘は持っていたものの、淡いベージュのトレンチコートの裾が少しだけ濡れていて、前髪を軽く直しながら近づいてきたのを覚えています。

挨拶をしたあと、私は少し気まずさをごまかすように「今日はあいにくの天気ですね。足元は大丈夫でしたか」と聞きました。
すると彼女は少し笑って、「雨の日の街って、色が少し濃くなる気がするので私は結構好きなんです」と返してきました。
コンクリートも木々も、濡れることで普段より深みが出て、なんだか別の街に来たみたいで、雨の日はその街を少しだけ独り占めしているような気分になる。
そんな話でした。

その時点で、プロフィールを見て私が思っていたタイプとは違う方だと感じました。
雨を不便なものとして片づけるのではなく、その日だから見えるものを言葉で表現できる人でした。
こちらが何となく口にした天気の話を、彼女はまったく別の角度から返してくれたのです。

食事中にも、同じような感覚がありました。
季節の焼き野菜が出てきたとき、私はいつもの癖で、産地や調理の仕方に意識が向いていました。
すると彼女は、
「こうやって土から出てきたものが、人の手によって美味しい料理に変わるまでの物語を考えながら食べると、お腹だけじゃなくて心も満たされる気がしませんか?」
と言いました。
その言葉を聞いたとき、ハッとさせられました。
私は今まで、食事を「消費」する対象としてしか見ていなかったのかもしれません。
彼女にとっては、食事の一つひとつが、作り手の意志や素材の命と向き合う「対話」だったのです。

そのあとも、彼女の質問は少し違っていました。
会話の最中、彼女が私の話に対して常に「どう思ったか」という内面的な質問を投げかけてくれたのも印象的でした。
初対面の女性からは「どんな仕事をされているんですか?」「休日はどこに行かれるんですか?」といった、スペックを確認するような質問が多いものです。
ですが、彼女は違いました。
「お仕事で、一番ドキドキした大きな決断ってどんな時ですか?」
「毎日忙しい中で、『自分らしさ』を取り戻すためのスイッチってありますか?」
そうした独特な言い回しの問いかけは、私の社会的な肩書きを剥がし、ただの人間としての感情を掘り起こすようなものでした。
答えを用意していない予想外の質問だったので、少し考える間がありましたが、仕事の時のように整理して伝えるより、自分の中にあるものを少しずつ言葉にしていった方がより伝わりやすいと感じました。

会う前、天気予報で「一日中、雨」というマークを見たとき、少し損をしたように感じていました。
予約していた店は高級レストランです。当然、完璧なデートを演出しようと意気込んでいましたから。
服や髪が乱れることもありますし、移動も晴れの日より気を使います。そういったマイナス要因が、スマートな夜の空気に水を差すのではないかと懸念していたのです。

その意識が、彼女のあの一言でガラリと変わった瞬間を、今でもはっきりと覚えています。
普通であれば「足元が悪くて大変でしたね」と労うところを、彼女はそれを好きだといった。
その言葉を聞いた瞬間、私の心の中で「雨=不運」という図式が崩れました。
彼女の感性を通して世界を見たとき、目の前の冷たい雨が、むしろ二人の時間を濃密にするための「カーテン」のように思えてたのが、今回いちばん印象に残っています。

彼女が乗るタクシーを見送る直前、私は意を決してスマートフォンを取り出し、連絡先の交換を提案しました。
彼女は「正直、最初はお誘いいただいたとき、私なんかでいいのかなって少しだけ緊張していたんです」そう言いながら、手際よく連絡先を登録してくれました。
「次は、雨じゃない日にお会いしたいですね」
その言葉を聞いたとき、胸の奥からしばらく忘れていた熱いものが込み上げてきました。
彼女にとって、この出会いは単なる「年上の男性との食事」ではなく、彼女にとっても発見のある時間だったのだと確信できたからです。
これからの日々、彼女という「新しいレンズ」を通して見る世界が、どう変化していくのか。
その期待だけで、これからの仕事も生活も、今までとは全く違う輝きを放ち始めるような予感がしていました。

帰りの車に乗り込んだとき、車内の静けさが先ほどまでとは全く違ったものに感じられました。
この帰り道で味わっている余韻は、何とも形容しがたい、温かくも少し不思議な充足感です。
普段の私は、仕事でもプライベートでも「予測」と「コントロール」の中に生きています。効率を追い、ミスを排除し、万全の準備を整えることが美徳だと思ってきました。
しかし、彼女と数時間を共有したことで、自分を縛り付けていた「完璧でなければならない」という硬い鎧が、ふと剥がれ落ちたような軽やかさを感じています。この帰り道の静けさは、単なる疲労感ではなく、管理することから解き放たれた「心地よい解放感」なのです。
いつもは見慣れたはずの街路灯の光や、窓の外の濡れた路面の照り返しが、先ほどまで彼女が語っていた言葉のおかげで、全く別の表情を見せていることに気づきました。
彼女の感性を借りて世界を覗き見たことで、日常の中に「物語」を見つける面白さを知ってしまったのです。
帰宅途中のこの道すがら、見慣れた景色の中に彼女の言葉が重なり、街がより奥行きのある、彩り豊かな場所に感じられる。この感覚こそが、今日という日の最大の収穫です。

もしこういったサービスの利用を迷っている理由が『いい出会いがないから』だとしたら、それは探す場所や方法を変えるだけで解決するかもしれません。
写真やプロフィールはあくまで入り口。実際に会って、その人の言葉に触れてみることでしか分からない『深み』があります。
私自身、最初は半信半疑でしたが、思い切って行動したことで、自分の日常が鮮やかに塗り替えられました。
まずは問い合わせで、あなたの本当の理想を話してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

50代/会社役員

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