「会話が途切れない、心地よい夜は久しぶりでした」
年末が近づくにつれて、予定が仕事で押し合いへし合いになっていくと、人と向き合う時間だけが後回しになっていました。
帰宅しても頭が切り替わらず、ただ一日を終わらせるだけの夜が続いていたと思います。
そんな状態を少し変えたくて、10カラットさんの面談に足を運びました。
こちらの希望を細かく飾るより、無理のない距離感で会えること、静かな場所で会話を楽しめる相手がいいこと、その二つだけを素直に伝えました。
手続きが終わって会員専用ページにログインできるようになると、女性会員の紹介文や雰囲気を好きなタイミングで確認できるのがありがたかったです。
写真だけで決めるというより、言葉の端々から相手の空気感を想像できる。そこで「この人なら会ってみたい」と思える方が見つかり、日時と待ち合わせ場所の候補をいくつか添えて、セッティング依頼を出しました。
以降の調整はスタッフが間に入って進めてくれて、こちらが細かい連絡に追われないのが助かりました。
進み具合も要所で共有されるので、当日まで過度に構えずにいられたのも大きいです。
当日は、自分が提案した都内のホテルラウンジへ少し早めに到着しました。席に落ち着いて、呼吸を整えてから連絡すると、ほどなく合流できました。
最初の挨拶は当然緊張しましたが、相手の声のトーンや表情が穏やかで、こちらの緊張もすっと薄れていきました。
受け答えが丁寧なのに堅くない、その塩梅がちょうどよかったです。
ラウンジでひと呼吸おいてから、近くの店で軽く食事をすることにしました。
移動の短い時間も会話が続き、間ができても妙に気にならない。最近行ったお店の話から、好きな景色、休日の過ごし方、仕事の合間に救われる小さな習慣まで、話が自然に巡っていきました。
料理が運ばれてくるたびに笑い声がこぼれ、相手の反応が素直で、こちらもつられて表情がゆるむ。
こちらが言葉を探しているときも、急かさずに待ってくれるので、いつの間にか自分のことも言い過ぎない範囲でちゃんと話していました。
盛り上げようとして頑張るのではなく、相手がうまく受け取ってくれるから会話が前に進む、そんな感覚でした。
ふと時計を見たら驚くほど時間が過ぎていて、名残はありましたが、最後は「また話したいですね」と自然に言えました。
次の予定をその場で無理に固めないほうが、かえって気持ちが整う気がして、その日は余計なことをせずに解散しました。
帰り道、気分が軽くなっているのが自分でも分かりました。
大げさな達成感ではなく、久しぶりに自分の時間をちゃんと使えた感じです。
翌日の朝、少しだけ視界が澄んだように感じたのも覚えています。
振り返ると、良かったのは、当日までの準備がきちんとまとまっていたことでした。
だからこそ、当日は相手の言葉や空気に集中できた。
忙しい時期でも無理なく進められる流れで、出会いを「特別なイベント」にしすぎず、日常の延長として受け取れたのが自分には合っていました。
もし迷っているなら、まずは一度、相談してみるだけでもやってみてください。
そこから先は、自分のペースで決めればいいと思います。
40代/証券会社員










