「気負わない出会いを見つけられました」
正直、面談を申し込む手前で少し迷っていました。
紹介という形だと、こちらが身構えすぎてしまいそうで。
期待しすぎても疲れるだけだし、かといって疑ってばかりで動けないのも違う。
そんな半端な気持ちでしたが、まずは話を聞いてみることにしました。
入会面談で印象に残っているのは、こちらの話を急かされないところでした。
言葉が途中で止まっても遮らず待ってくれて、うまく整えて話そうとしなくていいんだと思えました。
テンカラットの説明も急ぎ足で畳みかけるのではなく、要所要所で質問するタイミングを用意してくれて、私が気になる点を一つずつ確認していく流れでした。
そこでやっと、変な緊張が少し抜けました。
面談から数日して会員ページのログイン情報が届いたので、仕事の帰りに電車で会員ページを開き、プロフィールのコメントと項目をざっと目を通しました。
自分が無理なく会えそうだと思えた方を数人だけ候補に残し、写真で全体の雰囲気を確認。
候補を一人に絞ってからスマホのカレンダーを開き、今月の空いている夜を三つ選びました。
当日は、店に入る前に一度だけ深呼吸しました。
写真での印象と違ったらどうしようかと少し不安もあったからです。
店内で待っていると、相手の女性から到着した連絡がありました。
合流した女性は、終始丁寧で、必要以上に踏み込んで質問してくる感じもありませんでした。
最初の数分は、私のほうが緊張していました。
初対面で変なことを言って場を崩したくなくて、言葉を選びすぎたと思います。
そこで、まずは注文を一緒に決めるところから始めました。
席に着いて飲み物を決めたあと、最初の一皿が来るまでの間は、無理に話題を探さず、目の前のことから入るようにしました。
店の混み具合や、こちらが少し早く着いたこと、道中で起きた小さな出来事。
相手が反応しやすい話だけに絞ると、表情がやわらいだのが分かりました。
ただ、そのあと一度だけ空回りしました。
沈黙が怖くて、質問を続けてしまったんです。
返事は丁寧に返ってくるのに、会話が前に進まない。
こちらが相手の言葉を待たずに次を投げている感じになって、私自身も「これ、違うな」と気づきました。
そこで質問を止めて、相手の返事に対して短く受けてから、自分の話を少しだけ足しました。
すると相手も、自分の言葉を足してくれるようになって、ようやくやり取りの形になりました。
それからは、やり方を変えました。
料理が一皿ずつ運ばれてくるのに合わせて、会話を区切るようにしました。
運ばれてきたものに一言触れて、相手がどう感じたかを聞く。
そこから連想で少し話す。
話が途切れたら無理に埋めず、食事に集中してからまた再開する。
そういう往復が、結果的に一番ラクでした。
こちらが頑張って盛り上げるより、相手が話しやすい速度に合わせたほうが、自然に会話が続きました。
途中、私が少し堅い話題に寄せたときに、相手が「それって、例えばどんな感じなんですか」と聞きました。
分かったふりをせず、素直に聞き返してくれたのが印象に残っています。
そこで私も、難しくまとめるのをやめて、実際の場面の話をしました。
どんな状況で、どう判断したのか。
すると相手も、自分の生活の話を具体的に返してくれて、やり取りがはっきりしました。
食事の終盤には、次の話題を探す必要がなくなっていました。
会話を無理に広げようとしなくても自然に続いていったんです。
構えずにやり取りできていると感じたのは、そのあたりからでした。
帰り際に連絡先を交換しましたが、その場で次の予定を決めませんでした。
「今日はありがとう。また都合が合えば」
とだけ伝えて別れました。
帰宅後に短いメッセージを送り、相手からも同じくらいの長さで返事が来ました。
その後も連絡は続いています。
こちらからはあえて送らず、気が向いたときに向こうから何気ない話題を振ってきて、それをやり取りする形です。
それでも十分に近況が分かり、次に会うまでの時間が楽しみに変わりました。
テンカラットを通して感じたのは、無理に自分を良く見せなくても、落ち着いて向き合えば会話は成立するということでした。
最初は緊張していたのに、終わるころには「また会いたい」とはっきり思えていました。
その感覚が、私にとっては大きな収穫でした。
もし迷っているなら、まずは面談して、一度話を聞いてみるだけでも気持ちは整理できると思います。
50代/会社役員
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